1日の一部と1枚
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誰のものでもありません

もう一つ世界を増やす準備する/竹井紫乙

 

小鳩ケンタさんの展示をみて、帰りにパンダ展用の額を買った。あ、そうだ、と思い立って、江國香織さんの小説をどさっと買った。今まで読んだことがなかったけれど、なんとなく今が読む時期だと思った。

「言葉が世界を変える。本書は詩の力を描いた小説だともいいうる。」という奥泉光さんの解説に惹かれたので『真昼なのに昏い部屋』を読んでる。

大きくて見えない

すごく好き夜にまぎれて見つめてる/竹井紫乙

 

『散歩する侵略者』をもう一度観て、パンフレットを買った。『散歩する侵略者』の宇宙人は姿が見えなくて、その目に見えない宇宙人が目に見えない概念を集めるっていうのになんか納得させられる。

NHKのAIの番組がおもしろい。その番組でも概念の話をしていて、『散歩する侵略者』の宇宙人ってAIみたいだと思った。

夏が終わっても怪談への興味がなくならず、引き続き怪談を聴いてる。AIと幽霊が気になる。

散歩するふたり

あたしたちだんだんふたりになるじゃない どうしたらいいのどうしたらいいか/柳本々々

 

「そうよ、鞠子ちゃん。よくわかっている。祈りよ。みんな気がついていないけれど、実は祈りによって生活はできているのよ、はっはっは」

金氏さんは笑った。

(山崎ナオコーラ『趣味で腹いっぱい』)

新聞小説って、いつも途中で挫折するのだけれど、今回は最後まで読む気がした。

夏の群れ

夏が去って夏じゃなくなるほんとうに呼んだらほんとうに来てくれる?/佐伯紺

 

西岸良平、ホラー漫画もあるって、吉田会長のラジオで初めて知った。西岸良平の絵が小さい時からとにかく怖くて、今でも一番怖い絵で、できるだけ西岸良平の漫画は目にしないようにしていた。父親の本棚に一冊だけあったあの西岸良平の漫画は、たぶんホラー漫画やったんやろうなと思った。

それぞれの神様

運命の糸をコップに貼り付けて言葉を交わす連絡手段/宇野なずき

 

トークイベントの打ち合わせに長谷川書店さんに行った。なんかすごい本屋らしいと聞いていたけれど、ほんまに変でおもしろかった。小宇宙のような。詩人の西尾さんから、石が置いてありますよって聞いていて、棚をみたら、ほんまに本といっしょに置いてあった。堂園さんの歌集と一緒に置いてある白い石がちょっとほしくなった。堂園さんの歌集もそうだけど、西尾さんの昔の詩集とか品切れで手に入らないはずの本が普通に売ってる。「きのこポストカードブック」を買った。

復元

写メでしか見てないけれどきみの犬はきみを残して死なないでほしい/岡野大嗣

 

犬が、一日一回は嚙むおもちゃを噛んでるところを見てほしいようで、いつもだいたい犬の就寝前に、珈琲を飲みながら見てる。

綿菓子の木

わたしには世界を包むひと言が見つからないが「怖い」と言へり/目黒哲朗

 

坂崎千春『片想いさん』を読んでる。すごくいい。だいぶ前に、いいですよって聞いていて、そういえばと思って買ってよかった。バウルーがほしくなる。

気持ちだらけ

散髪の帰りの道で会う風が風のなかではいちばん好きだ/岡野大嗣

 

『皆殺しの天使』、映画館で観たい。

「僕は怖くない」を聴いていたら、吉田会長が幽霊のことを愛にたとえて説明していて、それがなんかとてもよかった。

ぼくは怖くない

水たまりを避けて角のある少女に尾いてゆく夏の絵日記/山下一路

 

HINTOの『SUMMERGAZER』いいなあ。

あたたかい虹

ほんとうの恋をしたから夏蒲団陽に当てるだけの日常でいい/田中雅子

 

須磨海岸の、一軒だけ設置された、がっしりした売店が気になる。電車からだと裏側しか見えなくて、浮き輪だけはみ出して見えてる。

星のなかの星

街灯のつもりでみてた丸い月がそうとわかってからふくらんだ/岡野大嗣

 

10月のカレンダーを作りました→サイレンと犀とカレンダー

蛸専用信号機

あるんだよどこかに夏のあいだだけ青の時間が長い信号/やじこ

 

『パターソン』のすぐあとに『ダンケルク』を観たので、パターソンの一週間とダンケルクでの一週間と一日と一時間、時間のことをもやもや考えていた。あと『散歩する侵略者』は長澤まさみがだいたい不機嫌で、なんかそれもよかった。不機嫌な女のひとっていいなあと思った。伊藤くん A to Eの木村文乃も不機嫌でいい。

映画館でナチョスを久しぶりに食べたけれど、これぱりぱりうるさいんじゃないかと気になった。予告の間に全部食べた。

風が吹く前

見てごらんあんなに遠くの信号が今青だからもう間に合わないよ/戸田響子

 

じまさんと『ワンダーウーマン』を観て、映画脳になったので『散歩する侵略者』も観た。『散歩する侵略者』、すごくよかった。オープニング、よかったなあ。長澤まさみの、やんなっちゃうなあ、もう!、よかった。愛に転げまわる松田龍平もよかった。黒沢清監督の映画って、19、20歳くらいのときに集中的に観たせいか、洗脳されてるのか、いいところしかみえなくなってて怖い。

昨日の夜はぜんぶ氷に

明け方に製氷皿をねじったら古びた夜のひび割れる音/岡野大嗣

 

伊藤くん A to E、岡田将生きた!伊藤くんにほんとぴったり。怖い。すばらしい。岡田将生の伊藤くんが登場するところ、ここ最近で一番テンションあがった。

あなたが眠くなる温度

こんなに強くきつく抱いてもあなたから青い光が漏れてやまない/目黒哲朗

 

ずっと部屋にはってあるジャック・リヴェットの『恋ごころ』のポスターに射す光で、今だいたい何時なのか判断して起きる。

やさしいくらげたち

かなしいとことばにすればひかりが来るあなたに教えられた通りに/吉野裕之

 

この前東京で、杉戸洋「とんぼ と のりしろ」をみて、ちょっとねて、TOHOシネマズ日本橋で『ダンケルク』をみて、深夜にテレビで『エターナル・サンシャイン』みて、わりとねて、ベルギー奇想の系譜展みて、江戸の琳派芸術展みて、森栄喜「Family Regained」をみて、ブックオフにいき、大丸でN.Y.C.SANDに並んで、まい泉のかつ丼を新幹線で食べた。出光美術館、また行きたい。

夢のなかに馬が交じる

大切なものをなくして馬になる/畑美樹

 

「いや、ごめんなさい、たびたび無神経な言い方をしてしまって。僕は鞠子さんの価値観を否定したくないし、鞠子さんを言い負かしたくもなくて、ただ、鞠子さんの考え方が自分にとってとても新鮮だから、僕の価値観をぶつけてみたくなっちゃうんですよ」

小太郎は正直に言った。

(山崎ナオコーラ『趣味で腹いっぱい』)

 

これこんなちゃんと言葉にできるってすごいな。

おしまいの合図

終わったらバケツの中に差しこんで花火の息の根を聞くのです/ながや宏高

 

『犬ヶ島』の予告をずっとみてしまう。

ころりと氷

きみとただ花火したくてよく冷えた水道水を飲みながらした/岡野大嗣

 

今年の夏、一番口にしたものって、水道水でできた氷で、深夜にやたら氷水を飲み氷を食べた。

虹の適温

夜の虹 行方知れずの友がいる/むさし

 

hontoでいろいろ買ってるうちに、到着に時差があるせいか混沌としてきた。でも安田登さんの能の新書が発売されていてまた注文した。

ユニコーンフォン

一角獣の電話を聞いている午睡/高田寄生木

 

山崎ナオコーラさんの連載小説「趣味で腹いっぱい」が今一番の楽しみで、挿絵がちえちひろさんなので挿絵も毎日楽しみ。

とけそうな雲

扇風機の風いちまいを掛けて寝る流れ星あきらめた夜明けに/鈴木加成太

 

今年初めて食べた梨は、東京の霞が関駅の自動販売機で売っていた梨だった。

ぬるい星

強く手を握れば握るだけふたり残せるもののない愛の日々/山田航

 

『パターソン』、永瀬正敏との会話シーンが本当に本当によかった。何度も眠くなってたけど、あの会話のとこ観るためにもう一度観たいと思った。

白熊ソフト

握らないでくださいそれは渦です/柳本々々

 

小池正博さんが川柳時評で『きょうごめん行けないんだ』について書いてくださっていた。小池さん、本の中に登場するので、どんな感じで読みはったのか気になっていた。

私と双子

われはわれを通して見える世界しか知らずヒマワリ夏の大きさ/中畑智江

 

caramelで髪を切った。やっぱり岩城さんはパーマがうまい。帰りに電車でぼんやり外をみていて、二大衝動的に降りたくなる駅は、海がみえる須磨駅と松林がみえる舞子駅、と思った。

光の石鹸

お互いの満月そっと泡立たす/畑美樹

 

『パターソン』観にいったら、二列前に、最近一番気になってる田中俊行さんに似たひとが座って、あまりに似ていたので、じっと見ていたら、あとから双子?っていうくらい同じ見た目の人がやってきて並んで座ったのでびっくりした。田中俊行さんのラジオ聴きすぎて、まぼろしみたんやろうかと思った。

蛸がほしかったもの

瓶ラムネ割って密かに手に入れた夏のすべてをつかさどる玉/岡野大嗣

 

井上荒野さんの『しかたのない水』を読み返してる。「手紙とカルピス」「オリビアと赤い花」「運動靴と処女小説」「サモワールの薔薇とオニオングラタン」「クラプトンと骨壺」「フラメンコとべつの名前」、タイトルが全部いい。

星にかえす耳

両耳がさらわれそうで立ち上がる/樋口由紀子

 

『死の棘』を観た。

泥船みたいなのにのってパンらしきものを家族で食べてるところがよかった。

いけるとこまで

一本の花火持たされ生かされる/松田俊彦

 

9月に入ってから、3回、家の中に侵入してきた小さいヤモリを外に出してる。

離さなかったら大丈夫

手をつなぐきみを迷子にするために/山内令南

 

『往復書簡 初恋と不倫』、めちゃくちゃおもしろい。おもしろいらしいんやなあと、軽く立ち読みするだけのつもりが、即買ってしまった。