絵と生活
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本体に付いた付属品のような日

つかれたよ つつじの蜜に致死量があるならここで休めるのにな/岡野大嗣

 

4/23 メッセージのサントラがよかったので、『オルフェ』も買い、「A Pile of Dust」に感動する。激レアさんの御成座回おもしろかった。いつかシネマルナティックに行きたいと思っていたけれど、御成座も行ってみたい。

4/24 一日雨で犬の機嫌が悪かった。『じっと手を見る』を読んでいると、いつ死ぬかわからないのにみんな毎日生きていてすごいという気持ちになる。

4/25 家のまんまるのつつじが満開。kiwandaのSUMIREソックスがかわいくて買う。『犬ヶ島』の前売券(フィギュア6体セット付き)も買う。

4/26 本と雑談ラジオ第62回を聴いて『フリーランス、40歳の壁』を買った。犬のぬけ毛が凄まじくなってきた。泉の広場がなくなるようで、昔、扇町ミュージアムスクエアへ行くときに泉の広場から地上へ出ていたので寂しい。

4/27 南北会談で、再放送のカーネーション、古畑がなかった。犬に足を噛まれたので、足をあげて湯船につかる。自分の足を久しぶりにまじまじ見た。中学生くらいのときは、暇さえあれば、太いとかO脚とか思いながら、自分の足を見ていた気がする。

4/28 立夏の絵を描いた。これで越田クリニックさんの連載の絵は残り1枚に。甥っ子がやってきたので、ドラえもんとスヌーピーを一緒にみた。犬がすべって転んで右後ろ足を痛めたようでしょんぼりしている。

4/29 『じっと手を見る』読み終わった。よかった。とてもよかった。窪美澄さんの小説で一番好きかもしれない。

 

「僕はまた誰かを好きになることができるかな」

「さあ……」

「さあ、って。……冷たいなあ」そう言って俊太郎さんは笑った。

「自分のことだってわからないし」

「わからない、わからないと言いながら、女の人はいつだって大胆なことをするじゃないか。本当に僕はわからない」エレベーターの扉が開く。(窪美澄『じっと手を見る』)

 

最後の方にちょっと出てくる俊太郎さんとの病院での会話が好きだった。寝る前に読むのにぴったりの本だったので、次なに読むか悩む。

さよならをいった瞬間、いまちょっと眼がさめました。

「ほろびるの?」鯨から電話が掛かってくる/柳本々々

 

だからこそ大人たちは、〇にあこがれつづける。シンプルで、ミニマムで、歪みも途切れもなく、満ち足りた〇に。(宮地尚子『傷を愛せるか』)

 

そう、ねむることは、完璧な○になることです。(柳本々々『夢八夜 最終夜 こんな夢を見た!(或いは遙かなるおふとんジャーニー)』)

 

たまたま読み返した柳本さんのアパートメント連載のにも〇が出てきた。『メッセージ』のヘプタポッドの文字のことも思い出して、『メッセージ』のサントラを買った。

絵が描けないので、竹林さんのミ來週報みたいに更新していこうかと思う。何のために何を記録してんだろうと思うけど、習慣になってしまうと記録し続けるしかない、になる。

誰も載っていない本

サカナの四月が詩の中さ。/コジヤジコ

(さかなのしがつがしのなかさ)

 

見えないものが見えたり、感じることのできないものを感じる人がいるとき、そこで見えるもの、感じられるものが「実在」するのかどうかは、あとにならないとわからないことが多いし、あとになってもわからないことも多い。(宮地尚子『傷を愛せるか』)

 

窪美澄さんがおすすめしていたので買った『傷を愛せるか』、すごくいい。この部分読んだとき、幽霊とかそうだなと思いつつ、『花とアリス』を観ていて、アリスがふいに差し出されたトランプで泣いてしまうところで、思い出なんかもその時はまさかそんな大事な思い出になるなんてわからない、あとになってわかったりすることだと思った。

穀雨

西尾勝彦さんの穀雨の詩に絵を描きました。→越田クリニックさん二十四節気

夜を背負う犬

夜の犬、祈るよ。/コジヤジコ

(よるのいぬいのるよ)

 

寝る前に、ときどきこの回文をふっと思い出す。

間違えるのはとてもいいこと

怒鳴るの?読むの?問うの?繁るの?/柳本々々

 

元町で奥見伊代さんの展覧会してる。行きたいし、そのまま上に登っていって、久しぶりにヒンホイのカレーが食べたい。

泡のなかで生きてる

マーガレットとマーガレットに似た白い花をあるだけ全部ください/岡野大嗣

 

タケノコを食べた。

白いシャツを買い、黒いシャツを買い、青い鳥柄のシャツを買おうとして思いとどまった。

観たい映画や展示がいろいろあるのに、全く出掛けることができない。

金魚と間違えられた春

こうするとぶらさげられる春ですよ/柳本々々

 

窪美澄さんの新刊を買い、はりーさんの『日本のヤバい女の子』を予約した。

再放送のカーネーションと宇宙よりも遠い場所が最近の楽しみになってる。

四月の風の道を

奈良のNAOTさんで今月から「風の道を」という連載が始まりました。

はたちよしこさんの詩から絵を毎月描きます。

春の掃除機ブックカバー

「春だから母が掃除機かける音聴きたくなって耳をすませる /岡野大嗣」のブックカバーを作りました。

セブンイレブンのネットプリントで4月17日まで印刷できます(B4カラー1枚60円)。予約番号は「27320718」です。

宇宙うさぎ

「地球が難解になったのは三月のこと? 四月のこと?」

/柳本々々「炒めるといいかおりのするもの」

 

郵便局や銀行に行かないといけなかったので、ついでに映画を観ようとしたけれど、バーフバリ、デトロイト、ソラリス、レッド・スパロー…、どれが観たいのかわからなくなって何も観ずに犬のおやつとフォーを買って帰った。

小さな泡のなか

初恋でひとは滅びるわけではない/柳本々々

 

妹の家でごはんを食べていたら、甥っ子がルイボスティーでお茶漬けしていた。

インベカヲリさんの展示が大阪である!行きたい。

清明

清明の詩と絵です。→越田クリニックさん二十四節気

眠れない二人

春だから母が掃除機かける音聴きたくなって耳をすませる/岡野大嗣

 

この前東京で観た「弱さの工芸」展で、風化したリカちゃんの靴らしきものがあって、小学生のとき帰り道で、リカちゃんかジェニーちゃんかの銀色のラメのハイヒールを拾ったことを思い出した。お守りみたいに持っていたのも思い出して、その展示していた風化したリカちゃんの靴がほしくなったけれど、売約済だった。何かを思い出す装置みたいなものってほしくなるんだなあと思った。

水槽列車

あんなにも大きい鞄を抱きしめて電車に乗るひと春なんだなあ/柳本々々

 

襟に花がついてるスプリングコートを買った。

家族が旅行で、家に私しかいないから犬がとても不安そう。