「部屋にあった眼鏡は捨てて呉れて、いい」冷えた銀河みたいな顔ね/柳本々々
今日やっと吉田会長のクレイジージャーニーだ。録画した。
絵と生活
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なみだめで眺める団地の窓の灯はいろんな国のはちみつの瓶/岡野大嗣
もらった詩集を開いたら、レインボーの色鉛筆でところどころ線が引いてあった。イラストの入った詩集だったので、最初その線も印刷されているものだと思って読んでいた。
水中の手紙には手を触れないで燃え上がる声で朗読をする/柳本々々
左手薬指の腹にほくろができていた。こどもの頃からとっさに右と左がわからず、ずっと左手中指の外側にあるほくろを、「左のしるし」にしていた。年と共に薄くなっていって、このしるしはそのうち消えるのかと不安になっていたので、新たなしるしができてほっとした。
海底で蛸を膝に抱き君からの手紙を読んだようなきがする/柳本々々
『七月と安生』が気になって眠れない。見入ってしまう。なにこの映画。録画すればよかった。
あなたから来ている手紙はあけるのがあまりにこわくて敵だとおもう/柳本々々
甥っ子とドトールでケーキを食べて、妹に送り届けたらちょうどいい時間だったので『スリー・ビルボード』を観た。めちゃくちゃおもしろかった!!あらすじも感想も複雑すぎて、妹に伝えようとしたけれど、無理でやめた。神さまがこの世界を誰かに説明するときに見せる映画、と思った。悲惨な出来事から始まって、もしかして、よくみる警察の不祥事的な映画なんかなあって思っていたら、全然違った。これは一体何映画になるんやろう。本当におもしろくて、感想をつぶやいていた金星ガニさんに感謝した。
『スリー・ビルボード』を観たあと妙に元気になって、『パディントン2』も観た。『パディントン2』もめちゃくちゃおもしろくて、1100円の日に行ったのをちょっと後悔した。どっちも1800円払いたい。
いつまでももしかしたらを呉れるからわたしはきょうもかみさまといる/柳本々々
フードコートでカレーとナンを食べた。平日のフードコートは気怠くて、ちょっと不安になる。
大型のひよこについて話し合う/柳本々々
『ニンゲン合格』をみて、14歳と24歳の時、何してたやろと思った。14歳の時は地震で、24歳の時は海沿いの事務所で毎日電話番をしていた。
生きてゆく根拠はたぶん曖昧でそれでもそこに升目のある日/柳本々々
アンナチュラル、びっくりした。親と一緒にみていて刺すシーンで釘づけになった。ドラマじゃないみたいなドラマだ。
あたらしいすごろくをもつ生活はひかりを真似るとマス目がふえる/柳本々々
マームとジプシーのドキュメント『手紙』が届き始めた。こういう形の読み物はいいなあと思った。ちょうどいい長さでちょうどいいタイミングで来る。
新聞がきょうもきてないこの朝に戦車のような羊の群れが/柳本々々
『メイド・イン・ホンコン』、デジタル・リマスター版が上映される。懐かしい。
姫路で映画観ようかと調べていたら、手柄山の展望台が3月で閉まると知った。
倒れないようにケーキを持ち運ぶとき人間はわずかに天使 /岡野大嗣
「倒れないようにケーキを持ち運ぶとき人間はわずかに天使」のブックカバーを『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』の3刷記念に作りました。セブンイレブンのネットプリントで2/13(火)まで出せます。予約番号は「20572920」です。→わずかに天使
ええとあれはなんだっけというときに輝いている脳のきらきら/柳本々々
クレイジージャーニーに吉田会長がまた出るので見たい。関西は遅れて放送されるので見逃しそう。
眠る間際にしずくのような羊足す/柳本々々
父母が毎回熱心にみているので、アンナチュラルも見始めた。これもおもしろい。あったことをなかったことに〜というところで、竹井紫乙さんの句集『白百合亭日常』のあとがきと、吉田会長の怪異が起こる場所についての話を思い出した。