絵と生活
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蛸と休む

退屈な世界はかなり美しい/竹井紫乙

 

去年の夏も体調が悪かったけれど、今年も体調が悪い。7月いろいろ頑張った気がするので、ほしかった高いスニーカーを買った。

重かったり軽かったり

もてあまし抱えきれない月がでる身の丈にあった服をください/窪田政男

 

東京へジマさんの展示をみにいって、キンプリ応援上映の話をした。秋葉原で真っ黒のチェシャ猫を買いそうなった。

散歩する雲

漂流の過程で旗になりそうな夏雲色のTシャツを着る/鈴木加成太

 

暑くて精神とか魂がばらばらになってる気がする。郵便局のひとが全員アロハシャツだった。

朝までとけない

待つ場所を間違えていたことにする/松田俊彦

 

『しとやかな獣』がテレビでする、やったーと録画して観た。何回観てもおもしろい。映画館だといつもなぜか若尾文子が白い長い階段を登っていくシーンあたりでちょっと眠くなっていた。

流れ星橋

一年にふたり以上は渡れない橋で僕らはまたすれ違う/岡野大嗣

 

妹に電話すると、「猫元気?」「メル(猫)がまた太った。」という会話をもう何年もしてる。太り続けるメル、想像の中では部屋いっぱいくらいに膨張してる。

虹の預言

どうしても避けて通れぬ水たまりだつたのだらう 踏みつけて行く/龍翔

 

犬の夏毛でできたマットがほしい。

乱反射

みんな好きなら私の好きはいらんやろかき氷でつくるみずたまり/北村早紀

 

無花果チャツネのラッシーが飲みたくて、スープストックばかり行ってしまう。

収穫後の一杯

スイカバーの森にいましたぼくたちは赤いしずくをなめていました/竹林ミ來

 

『スローターハウス5』を観た。老犬を抱えて階段をあがるところがよかった。うちの犬ももう少し年取ったら、ああいう風に抱えようと思った。

夏の拡散

出力を弱から強へあげてゆき、扇風機乗りが離陸する夏/那須ジョン

 

朝4時半くらいの空気、小学校の頃のラジオ体操のにおいがする。

赤ずきん杯

思い知れ、お前は一人、一人なのだ、一人だ、一人、しかいないのだ/牛隆佑

 

土曜日にライブペインティングして、じまさんと応援上映行って、へとへとになった。

蛸図書館

もう元に戻らないこと受け入れてふやけた本のページをめくる/ながや宏高

 

葉ね文庫さんで詩人の西尾勝彦さんとの展示が始まりました。9月9日(土)までしてます。

いいわけじゃない

吹きこんでくる雨 あなたは悪くないって何回でも言われたい/佐伯紺

 

EZ DO DANCEをこんなに聴くことになると思わなかった。

ハロー大丈夫

古本を開いたすみに”大丈夫” 大丈夫だったひとがいたこと/大嶋航

 

田中俊行さんの出ているものをいろいろ観たり聴いたりしているけれど、ますます何者なのかわからなくなる。

たどりつかない

さらわれるたびつけなおす足跡の水平線へ着くための数/岡野大嗣

 

岡野 小学館の雑誌Maybe! vol.3に寄稿した短歌連作「One Minute Horizon」が、CASIOのBABY-G公式サイトでも公開されました。→One Minute Horizon

同席

みぞれ、みぞれ、みぞれはぼくの犬の名で祖父が好んだ氷の味だ/岡野大嗣

 

七月のカレンダーを作りました→サイレンと犀カレンダー

レインコート派

2、3回飛んだらなんか飽きたので もう要りません背中の翼/ひつじのあゆみ

 

キンプラ応援上映に行った。すごかった。新しい世界が開いた感じだ。絶対体験した方がいいと、めげずに何回もすすめてくれたじまさんに感謝した。

あの羽は飾りなんだよ重力は天使に関与できないからね/木下龍也

 

午前4時に寅さんで泣く。『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』もよかった。

紫陽花と交信

紫陽花に囲まれながら僕たちは給食を待つくらいしか取柄がない/しんくわ

 

セブンイレブンに行ったら、大好きなもちとろバニラがなくなって、「もちっとくりぃむみたらし団子」に占拠されていた。しぶしぶ買ったけれど、もちがかたいし、みたらしいらないので、もちとろバニラを置いてほしい。

七月の吸収力

ありえないくらい眩しく笑うから好きのかわりに夏だと言った/岡本真帆

 

7月になった。犬の冬毛が山に残る雪みたいにしつこい。