絵と生活
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衝撃

えっ、七時なのにこんなに明るいの? うん、と七時が答えれば夏/岡野大嗣

 

7月7日からの展示のDMの絵が今日できた。DMのデザインを、いつも通り駒井さんに丸投げした。

断線

みんな世界にゆるされてゐる 信号が点滅したらもうそれつきり/濱松哲朗

 

田中俊行さんが気になってしかたない。

そろそろするする

真夜中へまつすぐ垂れてゆく水を手にすべらせて眠りに就きぬ/飯田彩乃

 

庭木がどうにもこうにもならなくなり、植木屋が来ることになった。

夢から出る方法

うずまきに引きずり込まれてゆくような眠り方を目指しています/ふらみらり

 

夏が苦手で、だんだん暑くなってくるこの時期は、いつも意味もなく沈んでる気がする。眠る時間が長くなって、夢も長くなっていく。

明るくうつむく

行き止まるたびになにかが咲いていてだんだん楽しくなるいきどまり/虫武一俊

 

ダウントン・アビー、いろいろありすぎて、最終回かと思った。

本のアイス

「冷やし読書はじめました」という図書館の看板 夏のはじまり/柳本々々

 

この前、落語家の笑福亭智丸さんが『きょうごめん行けないんだ』の書評を書いてくれてとてもうれしかった。

氷とそこまで

とらんぽりん ぽりんとこおりをかむように月からふってくるのだこどくは/蒼井杏

 

『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』を観て、クリステン・ウィグのファンになった。もっと早くに観てたら、『ゴーストバスターズ』観にいったのに!って思った。

つるんと、星

とらんぽりんがむかついている夜でした。かわるがわるに跳ねるペンギン/しんくわ

 

住民税で窒息しそう。そして、とても大きい会社が、数百円のお金の負担をこっちに持つよう言ってくる。住民税を払うのにそのお金まわしたいですって言いたい。

クリームソーダのポーズ

ペンギンがペンギン以外のことをせずただひたすらにペンギンでいる/木曜何某

 

いただいたさくらんぼがすごく美味しい。今、人生で一番さくらんぼを摂取してる。

花束のための

首元も袖口も裾もだるんだるんだるんだるんした服をきてゆく/加賀田優子

 

土曜に奈良に行って、なんか忘れてることがあるような気がすると思っていたけれど、さっき津村さんの『ポースケ』が奈良の小説だったと思い出して、忘れてたことってたぶんそれだろうと思った。

私をだめにする紫陽花

袖口を嗅ぐだけでねむたくなれる部屋着で過ごすうつくしい日々/岡野大嗣

 

三重でテオ・ヤンセン展がある。行きたいなあ。三重県立美術館、妹と一度だけ行ったことがあって、美術館の帰りに食べた桜海老ののった蕎麦が美味しかったから蕎麦も食べたい。

帰りと帰り

ボーダーを着てボーダーの服買いに行くのはながいきのおまじない/橋爪志保

 

駅のホームで、爪切りで真剣に爪を切ってる人がいた。

たましいが這い出しそうで爪を切る/樋口由紀子 の句を思い出した。

とてもいいものと教えてくれる

単純でいて単純でいてそばにいて単純でいてそばにいて/嵯峨直樹

 

犬のノミ取りの薬が、首筋に液体をたらすものから食べる薬にかわった。二年前の犬の写真をみていると、犬も年老いた気がする。

雲がくるまで

ここにいていいここにいていいここにいていいと僕は僕の声で僕のために僕に/服部恵典

 

『八十日間世界一周』、最後に流れるアニメーションが、めちゃくちゃかわいかった。

傘のない本

縦書きの国に生まれて雨降りは物語だと存じています/飯田和馬

 

メッセージも美しい星もルーも、金曜までに行かないと、レイトショーのみか上映が終わることになるって気付いて、まだ金曜じゃないのに、もう観れない気持ちになってる。

わたしの知らない音楽

運転手さんの鼻歌がとぎれないようにねむったふりをつづける/加賀田優子

 

『あなたのことはそれほど』、最終回どうなるんや。

『八十日間世界一周』を流しながら絵を描いていたけれど、一向に終わらなくて、休憩の画面になった。

昨日の話

ラッピング待ちの時間に消えてったさっきさわったつつじのにおい/岡野大嗣

 

お腹が痛くてうずくまっていたら、犬もお腹の調子が悪いらしくて、ものすごく機嫌が悪い。

迎えの光と馬

まばゆくて目を閉じたりもしたけれどしあわせになる覚悟はできた/尼崎武

 

『ラビット・ホール』がとてもいい映画だった。少し前に手をつなぐことについて考えていたけれど、この映画の手をつなぐシーンがほんとによかった。

空気よりかるい

ベランダに初夏を一匹飼っています ひかりのリードにひかりの小屋で/工藤玲音

 

友だちにお守りを買った。でも神社とかのお守りでなく、その人にはたぶんお守りとして機能しそうだなと思って買ったので、もしかしたらお守りにならないかもしれない。

ドーナツの約束

寂しさを分け合うためにドーナツはきちんと二等分しなくては/山上秋恵

 

『ブラック・スワン』とか『近松物語』とかを観た。女のひとは、やりきるというか生ききるなあと思った。

あじさい日和

きっかけになったけんかはわからない仲直りから始まった夢/岡野大嗣

 

6月になってもう8日も経ってる。6月カレンダー作りました→サイレンと犀カレンダー

ふとんサンドのふかふか

眠ることを怠けられないんだろうかこんなに律儀におふとんに入り/柳本々々

 

あとがき全集みたら、ナマエミョウジさんが短歌によみ込まれていてびっくりした。

悪夢かどうかわからない

目覚めたら背中に羽根が生えていてとりあえず着る洋服が無い/山本左足

 

StitchandSewのリュックが届いた。これはいい。

二階建ての天国

天国へいいえ二階へ行くのです/飯田良祐

 

『メッセージ』と『夜明け告げるルーのうた』、どっちを先に観に行くか迷ってるうちにどんどん時間が経っていく。そして『美しい星』が吉田大八監督だとさっき知った。『美しい星』も観たい。

友人が「メッセージ観にいこうかなあ、どうしようかなあ」と言っていたので、金星ガニさん(いつも観る映画の参考にしてるツイッターの人)がよいと言っていたとアドバイスしたら、観にいって、とてもよくて、パンフレットも原作本も買ったらしい。ちょいちょいメッセージの話をしてくるので、早く観ないと全部話されてしまう気がする。

ふたりでほどく

えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい/笹井宏之

 

母とぼんやり『家族はつらいよ』をみていたけれど、ふたりして『東京家族』と混乱してきてた。蒼井優の登場で『おとうと』とも混ざってくる。

ねむるとあたたかい

ポケットの硬貨2枚をネクターに変えて五月の風のなか飲む/岡野大嗣

 

4月後半くらいから、マリメッコの黒いリュックがほしくなっていて、でも布なのに3万するし、いまからの季節、黒いのは暑いしなあと思って買わなかった。5月になるとスポークンワーズプロジェクトのリュックがほしくなっていたけれど、プーマ×スポークンワーズプロジェクトの実物を初めてみて、スニーカーほしい気持ちが高まる。いよいよ買おうかと思ったけれど、スニーカーに2万5千円っておかしくないかと考え出したところに、ちょうどいい感じの四角くて灰色のリュックが見つかって、リュックを買った。

星で浮く乗り物

しあわせは欠片となって降ってきて白詰草となり配られる/松尾唯花

 

セブンイレブンのもちとろバニラが雪見だいふくのクリーム版みたいでおいしくて、買い占める気持ちでセブンイレブンに行くのに、いつも1個か2個しかない。

ポップコーンは無料

手をつなぎたかっただけでこんなにも遠い海には来たくなかった/加賀田優子

 

『男はつらいよ 寅次郎恋歌』を観た。どんどんおもしろくなっていく。寅さんが帰ってくるシーンが、毎回ほんとにおもしろくて、そこだけ集めた映像集がほしい。いつもだいたい寅さんが帰ってきたのをみんな知らんぷりしていて、今回は寅さんが帰ってくるという舞台を整えていた。おいちゃんの「みんないい芝居をしないといけないぞ」に笑った。その数分後にさくらの歌うシーンでしんみりした。

水たまりの底

雨がやむのを待っていたはずなのが帰りたくなかっただけだった/岡野大嗣

 

小学館『Maybe!』vol.3に岡野大嗣さんの短歌と一緒にイラストが載ってます。カシオのBaby-Gとのコラボです。

散り散り五月

あのパレードの紙吹雪だってもとはぜんぶラブレターだよ、降る片想い/石井僚一

 

もう6月になった。5月の記憶が後半からあんまりない。とにかく寅さんをずっと観ていた気がする。