食器と食パンとペン
絵と生活
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林檎人間
2014.10.31 Friday
靴下の穴からのぞく親指のようにわたしをはみだしてゆく(蒼井杏)
玄関にシーサーのようにかぼちゃの置物があってびっくりした。
地域のハロウィンイベントのためらしく、夕方には仮装したこどもたちがぞろぞろやって来て
ハロウィンの浸透を実感した。
23:22
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スカートの獣
2014.10.30 Thursday
スカートからはみ出してくる芝草を日がな一日刈りとつて鬱(石川美南)
「さよなら私」、面白いなぁ。入れ替わりものってつい見てしまう。
MOZUもNのためにも深夜食堂も面白くて、テレビっていつまでも飽きない。
22:52
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秋のふとん
2014.10.29 Wednesday
あいじょうが欲しいのですと仔ぎつねが二枚差し出す葉っぱのおかね(山田水玉)
ユリイカの特集が森博嗣なので、hontoに注文した。
春日先生が「喜嶋先生の静かな世界」について書いてる。楽しみだ。
22:11
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海をかさねる
2014.10.28 Tuesday
終わらせてしまわぬように知っている海の名前をひたすら挙げる(佐々木朔)
妹が風邪をひいたので、甥っ子の相手をしに行った。
お礼に無印のレトルトカレーをたくさんもらう。妹はなぜかよく無印のカレーをくれる。
23:47
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とても濃い紅茶をいれる
2014.10.27 Monday
んんんんん何もかもんんんんんんんもう何もかもんんんんんんん(荻原裕幸)
短歌研究がやっと届いた。岡野さんの連作「わたしなりの耳鳴り」の一首目
「耳じゃない場所で鳴ってるイヤフォンはホムンクルスの口のようだね」
は、イヤフォンが寄生獣のミギーのように思えた。だから十首目の
「アンコール良かったね、ってひとしきりひたってもまだはしゃいでる耳」
は、耳が独立してしゃべってるみたいに思えて、耳に寄生したミミーっていう
新しいキャラクターを想像してしまった。寄生獣を読み返したくなった。
18:37
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うさぎと祝福
2014.10.26 Sunday
三分の一も聞こえていないけど「はい」と答える自分が好きだ(飯田和馬)
インターネットが上手く使えなくて、映画とか展示とかどんどん見逃してしまう。
ぴあとかLマガが恋しい。情熱も足りないんやろうなぁ。
21:05
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ヒソヒソとプクプク
2014.10.25 Saturday
世界一小声の上手い人めざし秘密のおはなし選手権へ(竹林ミ來)
裏のマツノキさんちの犬三匹が散歩のとき、おそろいの服を着ているのを見ると
秋の深まりを感じる。青と白のチェックっぽいのを着ていた。
19:55
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猫に砂糖の崩れる
2014.10.24 Friday
角砂糖ガラスの壜に詰めゆくにいかに詰めても隙間が残る(香川ヒサ)
「ぜいご」のジャケットを見ていたら、鈴木翁二の漫画が読みたくなって15年ぶりぐらいに
「マッチ一本の話」をきちんと読んだ。ビー玉を電球に透かして「あしたから学校か〜」って
言ってるところとか、ひきこもりの妖精らしきものに「これからは毎日銭湯に行って」って
言いながら背中を拭いてあげるところとか、とてもよかった。
18:39
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名前は犬さらい
2014.10.23 Thursday
来世では犬に生まれて出逢いたい私は尻尾を千切れるほどに(ワンコ山田)
虹の配色がいつまでたっても覚えられない。毎回ウィキペディアで確認する。
穂村さんの「赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、きらきらとラインマーカーまみれの聖書」
も好きなのに覚えられない。
19:29
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スペースじゃんけん
2014.10.22 Wednesday
隕石のふる夜だからあくびから金平糖が出ちゃうしさむい(藤本玲未)
深夜食堂が始まったので、ここ何日かは鈴木常吉「ぜいご」を聴いてる。
ジャケットの裏面の絵がしみじみよくて、じっと見てしまう。
映画館のスクリーンのカーテンが開くところの絵。
この映画館、今はもうないアサヒシネマに見える。
22:39
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方向音痴
2014.10.21 Tuesday
どこまでも羊、羊でもふもふでいよいよ眠れない長い夜(山本左足)
短歌研究難民になりそうな気配がするので、朝一でhontoに注文した。
10:14
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夜、とける
2014.10.20 Monday
#あと二時間後には世界消えるし走馬灯晒そうぜ
(岡野大嗣)
こころ旅、川と海のつながる場所と野墓の風景をみた。これで鳥取は終了。
野墓の回は、奇跡みたいな偶然が起こって二回みてしまった。
01:36
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浮き雲
2014.10.19 Sunday
思い出は羊のように群れなして道を塞いで動きてゆきぬ(永田紅)
風邪気味が風邪になって首の後ろが寒い。
インディ・ジョーンズ魔宮の伝説で呪術者が生贄の男の心臓を素手で掴みだすところの夢を見た。
私は生贄の何人かで心臓を掴みだされるのを待っている。
この夢、小学生の時に一度みたので少し懐かしかった。その時も風邪をひいていた。
15:44
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からまってる
2014.10.18 Saturday
やつぱり運命のことを考へる裁縫箱に入つてゐた気がする(金尾釘男)
録画がたまってきたこころ旅を見てねよう。
岡町商店街もよかったけれど、西脇市の神社までの一本道もとてもよかった。
00:46
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散歩の途中
2014.10.18 Saturday
出来の悪い弟を見るような目でオレを見ている我が家の駄犬(山本左足)
もうギャラリーで展示みるの疲れた。
ギャラリーの人と話すのもあの独特の内輪な空気の中に入っていくのがつらい。
昔から苦手なことが何年経っても克服できない。
00:41
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今はもう虹の近く
2014.10.16 Thursday
ちゃんと歩いてここまで来たってわかるから靴は汚れているほうがいい(上澄眠)
京都国際映画祭の存在をついさっき知った。
十階のモスキートの上映があるし、内田裕也の舞台挨拶まである。
ジャイアント・オタマトーンも見たい。京都、遠いなぁ。
21:22
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昔は赤
2014.10.16 Thursday
唐突に思い出すことはあざやかどうしてもどうしてもまぶしい(佐伯紺)
昔、アートビレッジセンターへ刑事まつりを観に行って、篠崎誠監督が私物をどんどん放出して、
帰りには刑事まつりの撮影時に撮った写真を来場者全員に手渡ししていたのが思い出に残ってる。
その時もらった黒沢清とか鈴木砂羽とかの生写真がまだ家にある。
00:07
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ゆらめく部屋
2014.10.14 Tuesday
絨毯のすみであなたは火を守るように両手で紅茶をすする(千種創一)
世にも奇妙な物語でどれが好きやったかなぁっていろいろ検索していたら時間がすぐに経つ。
杉本哲太と木村多江の「女は死んでいない」が好きだった。そして一番びっくりしたのは、
刑事まつりで観た「行列のできる刑事」を世にも奇妙な物語でもしていたことだ。
20:42
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みんな青
2014.10.14 Tuesday
背泳ぎは青空泳ぐ心地してコースロープを越えて会いたい(中山俊一)
台風に備えて犬を玄関に移動させたのに、二時間ぐらいで元の場所に戻した。
移動で犬が不機嫌になった。
00:06
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ぴょんぴょんこぼれる
2014.10.13 Monday
追いかけても追いかけるたび逃げてゆく跳ねる兎のように時間が(森本平)
京都できくちちき展を観て、三月書房で塔と未来を買った。
未来はいつもバックナンバーを買うので、そろそろバックナンバーを買う女と認識されそうだ。
妹の猫の餌やりに御影で下車したら、ここも祭りの日だった。
01:20
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満開はいらない
2014.10.11 Saturday
それでゐてわたしはあなたをしなせるよ桜は落ちるときが炎だ(藪内亮輔)
明日は地元の秋祭りなので、神輿が家の近くへまわってきて太鼓の音が近づいたり
遠ざかったりしている。祭りが好きじゃないので太鼓の音で気分が沈む。
19:39
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三つ集める
2014.10.11 Saturday
いまはなにをしてもはじめて雪のはらいたいのいたいの飛んでおいでよ(飯田有子)
服部真里子さんの歌集、緑と赤と金がとても綺麗で化粧箱みたいに素敵だ。
さすが名久井直子さんの装丁やなぁ。
19:27
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着地
2014.10.09 Thursday
ペガサスは私にはきっと優しくてあなたのことは殺してくれる(冬野きりん)
岡野さんの歌集「サイレンと犀」の装画も中の絵も描き終わった!
装画、カラフルで幸せな感じにできてよかった。
22:27
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星めぐり
2014.10.08 Wednesday
ここじゃない何処かへ行けばここじゃない何処かがここになるだけだろう(岡野大嗣)
犬と皆既月食を観た。
犬の話と犬の短歌を紹介しているブログが更新されてます→
犬と短歌2(鳴き声のうるさいマル)
23:10
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青くて白い部屋
2014.10.08 Wednesday
空の色したシャツを着て会いに来る人よわたしは雲になりたい(嶋田さくらこ)
妹の家に泊まって、妹の子と妹と私で川の字になって寝た。
母方の祖母の家に泊まりに行ったとき、母と妹と私で並んで寝てたことを懐かしく思った。
2人で寝るのと3人で寝るのは、何か少し違って新鮮だった。
00:50
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虹の味
2014.10.08 Wednesday
溜息をついたらひょいと生まれ出た虹の置き場をさがす神さま(中畑智江)
台風が近づく中、長谷川健一×たゆたうを聴きに京都へ行った。
外はきっと嵐だろうなぁと思いながら、蝋燭の灯りの中で聴く音楽はとてもよかった。
00:42
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溺れないように
2014.10.05 Sunday
雨が降ると眠ってしまう恋人が人のなかではいちばん好きだ(吉田恭大)
「アカルイミライ」のことを思い出してたり「CURE」のことを考えたりしていた。
大学の授業で観た「CURE」が一番好きだった。
13:23
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パーティーモーニング
2014.10.04 Saturday
人生のメニュウをひらき最初からアイスクリームにしたい朝です(藤本玲未)
ニッポン戦後サブカルチャー史の最終回、ゼロ年代〜現在の話だったので興味深く見ていたら
「アカルイミライ」が出てきた。時代の空気に鋭敏だから黒沢清が好きなのかもしれないと思った。
05:25
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なしの家
2014.10.04 Saturday
家かしら、ここ。部屋のまま、漂流してる。梨とわたしと子猫をのせて(岸原さや)
犬がときどき目を開けて寝ていると聞いていたけれど、一度も見たことがなかった。
今日初めて見た。本当に目を開けたまま寝ていた。
05:14
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みずうみはみずのみ
2014.10.02 Thursday
音もたてず夜のあいだに降る雨が雨のなかでは一番すきだ(泉かなえ)
アパートメントというところで犬の話を書いて犬の短歌を一首紹介しています。
→
犬と短歌1(その名はマル)
00:11
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