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こっちへおいで
2014.01.31 Friday
喜びはみな若者のためにあり冬の日向に干されるリボン 堂園昌彦
「どくだみのはをとってきておくすりをつくろう」
保育園の発表会のときの私の台詞。ずっと覚えてる。
家の裏庭にはどくだみが生える。
00:12
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哲学的ゾンビたち
2014.01.30 Thursday
世界からはみ出してゆく豹たちを歩道橋からじっと見ている 空木アヅ
明日は「ゼロ・グラビティ」か西村ツチカ展を観に行きたい。
ココアばかり飲んでいて太ったので、半分ぐらいは白湯にし始めた。
00:20
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深夜包装
2014.01.29 Wednesday
乾葡萄のパン部屋にあり星の夜をむくっむくっとあたたかくする 鈴木加成太
100%ORANGEの「スナオの乾物記」を読んで、この歌を思い出した。
「SUNAO SUNAO」、買おう。
00:39
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冬と風呂
2014.01.28 Tuesday
わたくしの今日を消すのにふさわしい石棺型の白い浴槽 杉崎恒夫
長嶋有の「問いのない答え」を読み始めた。すごい。おもしろい。
ツイッターで言葉が広がっていくように、小説の世界も広がっていく。
00:32
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炎になるまで待つ
2014.01.27 Monday
トーストが黒こげになるこのことはなかつたといふことにしませう 香川ヒサ
トンカ書店へライブを観に行って、幸せに歌う人に幸せを分けてもらって幸せに帰宅。
CDを買ったので、当分幸せを持続させたい。
00:23
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目覚めにシンバル奏者
2014.01.26 Sunday
美しく円を描くひと 明らかな声は真白き部屋を満たしつ 吉村桃香
明石駅前のビルは右から順番に取り壊されていってる。
取り壊し待ちのビルの明石東宝とジュンク堂の看板が悲しい。
03:01
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眠る団地
2014.01.25 Saturday
終止符を打ちましょう そう、ゆっくりとゆめのすべてを消さないように 笹井宏之
「Seventh Code」、観に行けなかった。
久しぶりに宇野常寛を聴きながら眠る。
03:03
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夜の網目
2014.01.24 Friday
こんなにも人が好きだよ くらがりに針のようなる光は射して 中澤系
ジマさんとターナー展。人が多い。
いろいろ本を見ようと思っていたのに、本に圧迫されてほとんど見ずに帰った。
01:29
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夜を運ぶ
2014.01.23 Thursday
さんざんに美しい幻の家であるような紺のコートを羽織る 早坂類
次に読もうと思いながら1年ぐらい経った「キャベツ炒めに捧ぐ」をやっと読んでる。
総菜屋さんの話だから、美味しそうなものがたくさん出てくる。
でもその中で一番惹かれるのは、キャベツ炒めとトーストとコーヒーのセットだ。
00:17
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ドッグマーカー
2014.01.22 Wednesday
ごめんね、と何度も思う 真冬日の犬はすっかりたいらになった 村上きわみ
妹の子の泣き声より犬の鳴き声の方がうるさくて、よく起こされる。
私は絵を描くことが好きなのだとこの頃認識できるようになった。
00:12
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春を収納
2014.01.21 Tuesday
いつの日か建築物を造りたい春には人が集まるような 小島なお
体調不良で一日寝る。
00:11
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白い温度
2014.01.20 Monday
遠つ国の名前もちたるヨーグルト食めば距離とはつめたさのこと 飯田彩乃
喫茶星霜の窓際席に初めて座った。
「Seventh Code」をなんとか観に行かないと。一週間限定上映って短いなぁ。
00:16
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熊を手伝う
2014.01.19 Sunday
手袋を雪にうづめることばかり考へてゐた それほど赤い 濱松哲朗
血まみれと乳まみれは同じようなもんやと妹が子を抱きながら言う。
2月のNHK短歌にカラスヤサトシ!
00:08
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苺を連れ去る
2014.01.18 Saturday
誰かの手を離れる風船 世界から失われゆくひとつのかたち ユキノ進
「マンガホニャララ ロワイヤル」をやっと読んだ。海文堂で最後に買った本。
8割ぐらい読んでない漫画の話なのに、面白い。ブルボンはすごい。
雁須磨子漫画におけるふわふわした言い表せない感じも的確に解説されている。
00:26
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旅するため息(南極編)
2014.01.17 Friday
吸う吐く吐く吐くことが大事と教えられ大きく深いため息をつく 河上則子
いつも通り全然予想が当たらんかった、直木賞芥川賞。
「穴」かぁ。小山田さんの小説を読める機会が増えるのはうれしい。
帰ったら、問いのない答えとか群像とか歌壇が届いていた。
00:05
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白鳥か石か人間
2014.01.16 Thursday
ああ石に、石になりたい 人生を楽しむひとがつまづくような 魚住蓮奈
直木賞は伊東潤、芥川賞はいとうせいこうの予想。
穂村さん聴いて、不毛な議論聴いて寝よう。
00:09
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肺を鍛える
2014.01.15 Wednesday
千円の恋愛攻略本を読み息のし方の勉強を始めた 川村有史
久しぶりに犬の散歩に行ったら、近所なのに道に迷った。
田舎の暗闇は怖ろしい。
00:32
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羊男のせいでドーナツ作りすぎた
2014.01.14 Tuesday
やれやれ、と僕は思った。ぼんやりと村上春樹の文体に寄る 永田紅
つらい時に妹の子が泣いているのを見ると、自分のかわりに泣いてくれている
ような気がする。「かなたの子」を読み始めた。
00:08
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さくらんぼ不在
2014.01.13 Monday
メロンソーダにアイスフロート遊ばせてついに自分もひとごとになる 虫武一俊
父、妹、私でよく喫茶店に行った。
妹と私は毎回クリームソーダを頼んで、さくらんぼを最後に食べるのが楽しみだった。
一度私がさくらんぼを床に落としてしまい、お店の人が追加でくれたのを妹が見て
「おねーちゃんだけ二個もずるい」って泣き喚いたことがある。
走馬灯として見そうな記憶。
00:24
- - -
ソーダ水未満
2014.01.12 Sunday
見過ごした映画のような風に会う壁にもたれて笑っていたら 前田康子
オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ、見逃した。
ああ観たかった。
00:16
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父の定番メニュー
2014.01.11 Saturday
くりかえすことのしあわせ何度でもホットケーキは円形になる 高松紗都子
妹がきてから食パンの消費速度が異常だ。今日は三枚食べていた。
「夢のなかの魚屋の地図」が読み終わってしまい、さびしい。
「天からは降らない」から始まって「最後」で終わる完璧なエッセイ集やった。
小説を読み返したくなるし、アイリッシュシチューが食べたくなる。
00:10
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壁、壁、壁、海
2014.01.10 Friday
無意識にのりこえられたらしい悲しみが つながるたびに押し寄せてくる 林あまり
モリス氏から頂いたうなぎパイV.S.O.Pがすごく美味しい。
最近、妹は乳牛の夢をみるらしい。
00:11
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神座の景色
2014.01.09 Thursday
ジャンクションの弧線が光る ささやかな意志の前途を讃えるように 岡野大嗣
今年の目標は、ホームページを作ること。
と思って本屋でWEBの本を見たら、全部HTML5になってる。
02:31
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甘い味がする
2014.01.08 Wednesday
ため息をちょうどふたつに分けたとて僕が両方食うことになる スコヲプ
長嶋有の「祝福」、単行本持ってるのに文庫も買ってしまいそう。
あんな表紙ずるい。
やしきたかじんのショックに妹と耐えている。
00:16
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夢の中の灯り
2014.01.07 Tuesday
立ち消えた物語をまた灯すため擦った両手をふとんにしまう 沼尻つた子
喫茶星霜でカレーとコーヒーと「夢のなかの魚屋の地図」
さまよってふらふらになった。
01:31
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余った自分とマッチの予備
2014.01.06 Monday
なにもかも何かにとって代わられるこの星で起こることはそれだけ 飯田有子
モリス氏が買ってきた苺大福を食べ、ネットで短歌を探しつつ
サンテレビで「つむじ風食堂の夜」を観た。
東京ではクラフト・エヴィング商會展がある。いいなぁ。
妹の夜食がバナナ一本から苺大福とバナナに増えた。
00:10
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ポスト巡礼
2014.01.05 Sunday
初詣代わりにポスト 四角くて赤くて何も言わないポスト 竹林ミ來
初詣、行ってない。去年も行った記憶がない。
鍵のかかった部屋SP、豊田市美術館がふんだんに使われていてびっくりした。
死ぬまでにはもう一度行きたい。
00:04
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雪雲と死神
2014.01.04 Saturday
死んだ人の心の位置に風船がとどまるせいでその中が雪 我妻俊樹
年末に村上春樹の番組に出ていた綿矢りさがすごくよかったので
「かわいそうだね?」を読んでる。
00:03
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どこも使用中
2014.01.03 Friday
ひらいてもひらいても風であるようなよい一年でありますように 実山咲千花
妹の子の顔が預言者めいて見える時があって、ときどき怖い。
駒井さんから歌集「処女のまま始発で帰れ」を受け取った。
00:50
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神様のおすすめ本
2014.01.02 Thursday
さらにまた生きてゆくべしまだ知らぬ自分に会へるたのしみがある 安立スハル
目覚めるとバスの中で、降りるバス停を通り過ぎていた。
そのままぼんやりバスに乗って、駒井さんの個展「ふくわらい」を見る。
という初夢を昼寝しててみた。
目覚めてもまだ夢の中、インセプションみたいでよかった。
00:16
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