絵と生活
<< November 2013 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
雷はスパイス

たましいが紛れ込むので湯豆腐は噛まずにお召しあがりください   田村わごむ

死神と湯豆腐を食べに行ったら、言われそうな台詞だと思った。
湯豆腐食べるときに言ってみたい。
死神が2回目の登場。最初のは風邪ひきの死神の飲み物
風邪は治ったらしい。


スナック・木

ときどきは世界をゆるす木に草に終の作法をおそわりながら   村上きわみ

寒すぎるし東京行くからと思って、赤土色のニットを買った。
ツダモトシさんが次の展示の案内を送ってくれた。
この前は無言で去ってしまったので、今度はちゃんと声をかけたい。


とおくてねむい

『幸せになりなさい』って世界一やさしい命令形だ 終電   堀合昇平

こたつが出てから、こたつの上で絵を描くことが多い。
でもこたつに入ると眠くなって、なぞるだけで絵が出来上がる線
みたいなのが紙の上に現れないだろうか、とぼんやりしてくる。
バカリズムのせいでホイップクリームメロンパンが食べたい。明日買おう。


白飯に雲のむくむく

雨降れば視野をせばめてつまみたる白きおかずを飯に乗せたり   内山晶太

「昼田とハッコウ」が読み終わった。付箋がたくさんついた。
「反人生」も読みたいので、すばるを買った。
月曜はバカリズムのラジオから夜ふかし有吉反省会にけつッ
のリズムで落ち着いている。


からっぽになる

わたしたちお皿を抱いてたった一度死んだらずっと死者なのだった   野口あや子

空気のように働いたり黙ったりして、法事が終わった。
かばんと未来が手に入ったから元気。


みなさん、さよーなら


もうダメだおれはこれから海へ行くそしてカモメを見る人になる   瀧音幸司

塩屋〜須磨間を電車で何千回も通っているのに、毎回「海やわ!」って見てしまう。
そしてせっかくの海なのに見ないのかと乗客を見渡してしまう。
神様度、天井桟敷ラーメン、「寺山修司という宇宙 園子温×穂村弘」面白かった。

 
噴火しない山

文庫本散らかる部屋に寝る妻のふくらんだ腹またいでしまう   吉川宏志

岡野さんとブルボン小林が絶賛している「さよーならみなさん」を買った。
横山裕一とか黒田硫黄とかを初めて読んだときのように感動しました。
工藤さんの#わたしの好きな短歌100 が楽しいので、見届けてから眠ろう。


菜っ葉類に落下

爪を噛む癖を一生直さずに来世で生まれ変わるなら石   空木アヅ

日曜日が近づいてきて、気持ちが暗黒になっていく。
身内に仕事並の社交性を発動しないといけない、苦しい。


ハト停留所


おばあさんの手押し車を先頭に3メートルの鳩の渋滞   岡野大嗣

妊婦の妹に体のことを質問すると、すべて犬に置き換えて返答される。
犬の体の方が身近で説明しやすいらしい。(妹は元獣医師) 
カレーを食べにヒンホイへ行ったら、前菜が大根の炊いたんやった。
いつもながら間口の広い前菜で面白いし美味しい。


リボンと煩悩

おもてにはたぶん素敵な人ばかりドアを誰にもぶつけたくない   朽木祐

makomoさんの個展「パッタンコ」、ぎりぎり見に行けた。
私も人にやさしい絵が描きたい。あともっと計画性と丁寧さがほしい。
堀江は京都並みに苦手な場所なのですぐに退散した。


洒落たぼく

それぞれに足りないものは違いますパワーストーンつかみどり300円   辻聡之

たらこスパゲティ食べたのに、たらこマヨベーグルを食べて、
口内炎が悪化した気がする。妹がベーグルを大量にくれたので消費する日々。
「透明カメレオン」、毎日読めてる。新聞小説を初めてきちんと読んでる。


ため息と湯気

真夜中のコーヒー一杯飲むために起きているわけなくて満月   西之原正明

吉岡徳仁展は、死んでお迎えがくるときのような、真っ白すぎてあの世みたい
な感じらしい。黄泉の国だと真っ暗すぎると激しい抗議を受けた。
ちょっとだけ満月をみた。


ふわっと目覚める

泥のしみこんだ軍手を手にもって立っている次に見る夢にも   五島諭

口内炎がなかなか治ってくれなくてくるしい。
吉岡徳仁展は、黄泉の国のような感じらしい。
短歌フェアが明日で終わりのようでかなしい。


白靴下の怪

いつからかは忘れたけれど気がつけば白い靴下一足もない   鈴木麦太朗

「ゆきゆきて、神軍」がシネリーブル神戸で上映される。
観に行かないと。「全身小説家」ももう一回観たいなぁ。
映画って、昔は一回体験したらいいやろうと思ってたけど、
何回も取り込まないと端からどんどんなくなっていく。


風邪ひきの死神の飲み物

牛乳をグラスに注ぐ牛乳がグラスの形にしんと収まる   目黒哲朗

中島さんとベン・シャーン展へ。
帰りにミスドで中島さんがホットミルクを飲んでいて、
牛乳を単体で飲めない私にはすごく新鮮でじろじろ見てしまった。


元通りにしましょう

王国のお金みたいと月を言う僕らは箱の外を知らない   笠木拓

うさぎスマッシュって何なんやろう。
いまだによくわからない。わからないから気になってしまう。
山ちゃんのラジオを聴くとテラスハウスが見たくなるけど、
バカリズムのラジオを聴いてるから見れない。


真夜中の真ん中

シャボン玉吹けばひとつの夜が浮かびそうして綴じることをゆるされる  井上法子

短歌の会のついでに、ジョセフ・クーデルカ展、須田一政展、
TAPE TOKYOを見てこよう。吉岡徳仁とうさぎスマッシュはあきらめよう。

 
集中力

クモが巣を張るのにちょうどよさそうな角がこの部屋には8つある   ながや宏高

「昼田とハッコウ」を読んでる。
喫茶店で隣の席の会話を盗み聞きしているような感じだ。
消えてしまう会話が紙に残されてる。
「ここに消えない会話がある」がもう一度読みたくなった。
あれはなんで「『ジューシー』ってなんですか?」に改題されたんやろう。


笑顔リレー

すさまじくすさむ心に鞭打って表情筋の力で笑顔   神定克季

ファイルコンペの郵送できた。
新鋭短歌の記念会もやっと申し込めた。


三姉妹

執拗に路地を歩きてひとつひとつ人影に灯をともす仕事よ   内山晶太

古本屋ワールドエンズ・ガーデンへ。
思い出の本の展示を見て、枡野さんの本を買って帰った。
8年ほど履いている靴、えらく雨がしみてくるなぁと思ったら、底に穴。
悲しい。靴がくたびれすぎて、修理に持って行きにくい。


最後のこたつ

かつてじんるいをめつぼうのふちにおいこむげんいんとなったこたつ  竹林ミ來

ホットカーペットも出したので、滅亡へのカウントダウンが始まった。
古本屋ワールドエンズ・ガーデンの『海文堂さんの思い出の一冊』展、
行きたいなぁと思っていたら、明日までだ。

 
一番楽な方法


威嚇するするどい爪も牙もないだから毛布をかぶって眠る   西之原正明

「キウイγは時計仕掛け」を読んでる。楽しい。
あの場所にずっとある気になってる短歌フェア。15日までのような。
15日はジマさんとベン・シャーン展行くって言ったような。


不在の味

一日のおわりにひとり麦チョコを食べている 猫が呼ぶこえ   斉藤真伸

※しないといけないこと
ファイルコンペの20枚
トンカ書店の企画展の文庫三冊(1冊にすればよかった)
caramelのロゴ(ロゴなんて作ったことないのに)
年賀状(いつも元旦に作ってる)
ファイルコンペは11日に出せなかったら、東京行きだ。


ぬるいてっぺん

ぬくくぬくく肩の辺りに在る鬱がきたない猫のやうに親しい   目黒哲朗

森博嗣の新刊「キウイγは時計仕掛け」がどこにもない。
今日出てると思ってたのに。東京周辺だけなんかなぁ。
ずっと買おうか迷っていた「昼田とハッコウ」を購入。
装丁見てるだけで幸せな気分になる。


架空日和

こそこその話がやがて高くなり
ピストル鳴りて
人生終る

石川啄木

野間文芸新人賞を受賞したから「想像ラジオ」が読みたい。
だいたい賞ものは、もれなく読みたくなるので困る。
こたつを出したので、滅亡しそうになってる。


コップ一杯分の海

しばらく海にゆかずにいるが海はまだゆったりそこにあるのだろうか   筒井富栄

夜中に「きょうのできごと」を読んで、最後の一文に痺れた。
前に読んだときより染み込むなぁ。
文学フリマ、やっぱり行きたかった。
悲しいから「きょうのできごと」の映画も観よう。


俺ABC

真っ黒なテレビ画面に写る僕ひとりのときは手を振っている   鈴木麦太朗

楽天!
こんな真剣にプロ野球みたのは初めてやと思う。
明日は文学フリマなのか、行きたかったなぁ。


私の頂上

戸棚よりコーヒーカップ取り出しぬそつと世界のどこかに置かむと   香川ヒサ

昨日はカフェフエにツダモトシさんの展示を見に行った。
なのに声もかけずにそっと出てしまって後悔してる。
透明な円錐に絵が入っていて、もっとじっくり見ればよかったなぁ。
(その後グランフロントに移動して風邪を発症した)


動物に好かれる

じっとしているのではない全方位から押されてて動けないのだ   木下龍也

風邪ひいた。
獣に囲まれているようにあつい。
家の風邪薬がすべてすごく使用期限が過ぎてる。