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夜を監視
2013.10.31 Thursday
卓上のみかんの群島その脇に小さき小さき海賊船着く 鈴木加成太
待ち合わせまで文藝の「きょうのできごと、十年後」を立ち読み。
正道の話に入るところで待ち人がやってきた。
帰宅後、やっぱり「きょうのできごと」を読み返したくなった。
狩野岳朗さんの展示が京都でしてる。
観に行きたいけど、京都ってなぜか東京より遠く感じる。
22:13
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補修箇所
2013.10.30 Wednesday
セロテープひらひらと指に泳がせて来るはずの人来るまで長し 澤村斉美
リーガルハイ、生瀬さんはもう出てこないのでしょうか。
気分が沈んだら「剥きユーミン」とつぶやくと少し元気になる。
22:49
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停滞
2013.10.29 Tuesday
もうひとつ出口があってまた同じ世界で生きることができます 実山咲千花
駒井さんのブログ
を見て、
「kawaii図鑑」がほしくなった。
装苑の表紙、能年玲奈×ネネット×タコだ。
21:22
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ひっかかる
2013.10.28 Monday
こいびとのセーターとわがソックスとモス・グリーンのやさしき予感 吉野裕之
三浦しをんの「光」、吉田篤弘の解説も含めてよかった。
「神様は切なそうに笑っていた」というタイトルを見て
解説を先に読みそうになった。
20:06
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太陽と追いやられる
2013.10.27 Sunday
教室は息ができない 屋上は世界が落ちてきそうで怖い 嶋田さくらこ
三浦しをん「光」を読んでる。
神戸市長選、接戦すぎた。
23:29
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私に戻れないまま
2013.10.26 Saturday
乗り越えるより簡単と聞いたのに通り抜けられずに壁の中 実山咲千花
甘いものが食べたい妹とコンビニであんころ餅と抹茶ババロアを買って食べた。
うちの母親は餡子が嫌いで、子供のころは餡子を食べたことがなかった。
「お母さん、餡子嫌いやんね」って二人で餡子のものを食べると必ず言い合う。
牛乳も嫌いだけれど、妹は好きになって私は母を引き継いで嫌いなままだ。
22:33
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出てくわ
2013.10.25 Friday
行き先のないわたしはあぶない地下鉄の風がぶつかってくる 今井心
工藤さんのいろは歌の破壊力がすごい。もっと読みたい。
やっと出た貴志祐介の「雀蜂」買わななぁと思ったら、
グランフロントの紀伊國屋はサイン会があるみたいだ。
21:25
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ドラえもんのいる世界
2013.10.24 Thursday
もし君が
石ころぼうし
かぶっても
僕は見つける
君だけを見る
工藤吉生
「しろいろの街の、その骨の体温の」を一気に読んだ。刺さる本。
川渕先生の新刊出てるの知らなかった。
15:58
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このねこじゃなかった
2013.10.23 Wednesday
消息のわからない雲わからない猫わからないさいごのてがみ やすたけまり
私にはもう必要はないけれど捨てられない本をトンカさんに引き取ってもらった。
持っていく前に「どんな本でもいいんですか?」って尋ねたら、トンカさんが
「本の形してたらなんでもいい」
と力強く答えてくれて、トンカさんらしいなぁと思った。
15:28
- - -
水面と眠り
2013.10.22 Tuesday
運転に支障は無くて何年も放置している心の異音 岡野大嗣
佐々木あららさんの歌集、イラストが鳴海テヨナさんだしほしい。
駒井さんならなんとかしてくれそうと思ったら、本当に快くなんとかしてくれた。
駒井さんにはなんとかしてもらってばかり。
20:48
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透明になるのを待つ
2013.10.21 Monday
わたくしの切り取りかたは簡単で肩より上を欲す母親 野口あや子
タケウマさんのスケッチ部、今回グランフロントやし参加しようか悩む。
ジセダイ岡野大嗣を読むためにNHK短歌を初めて買った。
20:41
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カーテンの必要な建物
2013.10.20 Sunday
ラブホテルの隣に葬儀場ができ明るいほうがひとのいる場所 虫武一俊
立ち読みで済ますつもりやった「ミス・アイスサンドイッチ」
すごくよくて新潮を買ってしまった。
『できるだけ今度っていうのがない世界の住人』のヘガティーとか
アルパチーノがバイバイって意味になってしまうとか、いいなぁ。
23:46
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雨乞い女子
2013.10.19 Saturday
教室に打ちつける雨 給食のバナナを女子は決して食べない 竹林ミ來
妹に猫の世話を頼まれて、一日猫二匹と過ごす。
一人対猫二匹で同じ空間にいると、猫に監視されているような気分になった。
(動くたびに二匹とも見てくる)
寒くなったので、竹林さんのこたつの歌も思い出す。
21:09
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陽だまりをつくる人
2013.10.18 Friday
降りしきる光のなかから声がして 父さん私はまだ帰れません 野口あや子
呆然とする寒さ。風邪かと疑うぐらい寒い。
もう毛糸のものは着てもいいのでしょうか。
川上未映子の「愛の夢とか」を読み始めた。
新潮の「ミス・アイスサンドイッチ」も読みたい。
23:31
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袋小路の幽霊になる
2013.10.17 Thursday
夢を生む、つまりそのぶん費やすのせいたかあわだちさうがすらりと 黒瀬珂瀾
展示を観に行くはずやったのに、本買って喫茶星霜でカレー食べてたら
移動する力がなくなった。11月1日までなので何とかなるだろう。
今、東京にいてるジマさんがオンサンデーズの手帳を買ってくれたようで
たいへんうれしい。毎年悩む手帳問題から解放された。
23:08
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十年後の日記
2013.10.16 Wednesday
この世ではずいぶん時間がたったのだコスモスを何度も見てきたのだから 永田紅
「すべて真夜中の恋人たち」、すごくよかった。会話部分が特に好きだ。
本を買うの自粛中だけど、「愛の夢とか」はすぐに買おう。
二十歳の時の日記のようなものが出てきて読むと、年をとるって
とにかくすばらしくいいことなんやなと思う。
22:46
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墜落していく朝
2013.10.15 Tuesday
引くドアを押して進めば僕ひとり分の隙間が仕方なく開く 木下龍也
最近は寝る前に田附勝「KURAGARI 」の鹿たちをみてる。
これを買ってたせいで待ち合わせに遅れてしまったけれど、買ってよかった。
21:07
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遠くをあたためる
2013.10.14 Monday
やわらかな音もしている湯気だろう そのように微笑む人を知ってる 永田紅
残像カフェがごそっと出てきたので、絵を描くときに聴いてる。
いいなぁ。気分が春になる。当分聴こう。
川上未映子の「すべて真夜中の恋人たち」を読み始めた。
22:08
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一人一杯、おかわりはなし
2013.10.13 Sunday
コーヒーを満たした大ぶりのマグが心臓のよう 歌い出したい 雪舟えま
祭りの太鼓の音が近づいたり遠ざかったりしてる。
楽しみに待ってたツダモトシさんの個展が21日から始まる。
福島のcafe fouet°にて「白明ける、カゲ薄い」→
news
ツダさんは村上春樹の話になると熱くなっておもしろい。
14:33
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夜になるまえに
2013.10.12 Saturday
シロナガスクジラの瞳きみを見る砂になるまで美しく見る 飯田和馬
妹と「エリジウム」を観に行った。
エビが出てこなくても面白かった。次作も観たい。
最後まで出てくるええ感じの悪役は、「第9地区」の主演の人だったのか。
23:40
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脱出赤ずきん
2013.10.11 Friday
ぴかぴかの白い風船ふくらんでチリリンチリン赤い鈴鳴る 福島直広
久しぶりにちんき堂ニュースをのぞいたら、11月に根本敬展をするようだ。
しかも期間中は根本さんがずっといはるって、すごいな。
行きたいけど、体力と見る力がもうない。
11:35
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遭難
2013.10.10 Thursday
もう誰も信じたくない十月の立って飲むべきコーヒー牛乳 望月裕二郎
“パンの断面みたいな顔のネコ”
「臨床の詩学」で引用されていた詩の一部。
今日、一番頭に残った。この詩は全文読みたい。
23:51
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ひなたのよる
2013.10.09 Wednesday
まちがってあなたが迷いこむように真っ暗になれ あたしの夜 高柳蕗子
「地獄でなぜ悪い」は「仁義なき戦い」のテーマ曲がかっこよく流れるけど、
仁義ある戦いだった。映画愛に満ちたファンタジーヤクザ映画。
全力歯ぎしりレッツゴーが頭から離れない。
23:55
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考えつめる
2013.10.08 Tuesday
君もあなたもみな草を見て秋を見て胸に運動場を宿した 堂園昌彦
「地獄でなぜ悪い」、すごくすごく面白かった。もう2、3回観たい。
長谷川博己演じる誇大妄想映画青年の姿に何か救われるというか清々しさを感じる。
曇ってたのに、映画館を出ると外はすごく眩しかった。
23:32
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誕生日のできごと
2013.10.07 Monday
象がささやく夢を逃げだしてむらさき色の朝焼けにいる 吉野裕之
妹の誕生日。
文藝の「きょうのできごと、十年後」が読みたい。
最近、十年前に観た映画を再び観ることが重なって、十年前のことをよく思い出す。
でもそのほとんどがうっすらしてる。
22:24
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階数表示はあてにならない
2013.10.06 Sunday
現実と夢の区別がつかなくて困ったことは何かあったの 辻井竜一
神戸新聞で道尾さんの「透明カメレオン」の連載が始まる!
今どんどん本を処分中で、積んだ本の山から未読のものが発掘されていく。
道尾さんの本も三冊読んでないのが出てきた。
22:43
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夢の現場に戻りたくない
2013.10.05 Saturday
縦に長い島に点々と街灯がよろこびを使い果たしていくまで 我妻俊樹
新鋭短歌シリーズ出版記念会に行きたいけど、行っていいんやろうか。
しかもその時期にNUMEN / FOR USE Exhibition 「TAPE TOKYO」
というすごい展示をスパイラルでしてる。
21:54
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壁からは虹の破片と曇り空
2013.10.04 Friday
君がまだ起きている部屋ぢぢぢぢと明かりにぶつかる虻になりたい 鈴木晴香
春日武彦「臨床の詩学」を読んでる。
そういえば春日先生の本を読んで、穂村弘の短歌を知ったはず。
池田修三展を観るつもりやったのに体力も集中力もなくて行けず。
きわみさんの「fish」が無事に手に入ってうれしい。
22:37
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食卓の浮き舟
2013.10.03 Thursday
ひっそりとなにかが終わり夜があける名づけられない世界を生きる 岸原さや
本谷有希子 「嵐のピクニック」を読んでる。
すごく本谷さんらしい短編が詰まってる。面白い。
ワイドショーをみていて前田敦子の隣にいる緑のニット帽の人が気になるわ
と思ったら山下敦弘監督だった。
23:23
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明け方には帰るって
2013.10.02 Wednesday
もうだいじょうぶでしょうと言って少しずつあなたは森に似たものになる
村上きわみ
春日武彦・吉野朔実 「つまらない人生入門 鬱屈大全」を読んでる。
春日先生の不気味なエッセイは不思議と気持ちが落ち着く。
きわみさんの「fish」が短歌フェアにきてる。金曜日までありますように。
22:39
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