絵と生活
<< July 2013 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
カリスマの仕上げ

理髪師の縦縞のシャツほめているうちに眠ってしまったらしい   村上きわみ

髪を切りに行く。
夏だから髪を切るにも体力がいるような気がして、あまり切らなかった。
担当の美容師岩城氏は「夏はボーダーで過ごす」との宣言通りボーダーを着ていた。


少し足りない

十六分の一の青空 新品のハンカチ四角くたたまれてゐる   朋千絵

7月って、明日で終わりだ。
別ブログ「短歌くださいの記録」、7月末までに更新を済ますはずだった
のにまだ終わってない。なんとかしなければ。
なのに、ふともも作家相沢沙呼の「マツリカ・マジョルカ」読んでる。
相沢沙呼はなぜかすごく応援してしまう。


夜の底

フライパンに穴が空いてる衝撃を何と言ったらいいのだろうか   安藤冬

今日の夕刊は諸星大二郎と花輪和一の記事が並ぶ、不思議な紙面になっていた。
諸星大二郎、京都で原画展しているらしい。見たいけど、苦手な京都。


一冊分の眠り

宇宙から不思議な電波飛んできて解決してくれればいいのに
(井上荒野「だれかの木琴」本文をコラージュ)

共同企画展ONSAの展示が終わった。ONSA、ほとんど行けなかった。
まだ展示中のところがあるので行きたいなぁ。
うっかり読み始めた「だれかの木琴」、ホラーになってきた。


セイテンノヘキレキ隊

遠くから不意に雷鳴 なんだ雲、 群れたら急に強気じゃないか   山本左足

なんらかにあたったのか体調不良を抱えて「國府理 未来のいえ」を観に行った。
よっぽど顔色が悪かったのか、妹に何回も「やっぱり帰る?」と聞かれたけれど
行ってよかった。すごくかっこよかった。



手紙は夜行性

投函にさみしさはある薄闇に自分の影を認めるような   岡野大嗣

ネネットのポスターで能年玲奈ちゃんが掲げているのは、佐野景子さんの
“空気のしわざ”なんやろか。気になる。
たいへんお世話になった岡野さんのブログが1周年キャンペーン中。
『第2ファスナー』一周年感謝キャンペーン
私のポストカードもキャンペーンの品になっているので、
どなたかに届いたらうれしい。



ぼくのうちはどこ?

三叉路は答えを隠しているようでカーブミラーに映る夕焼け   鈴木晴香

ひとつ前のが夕焼けなかったので、夕焼けあるバージョン。



友だちのうちはどこ?

三叉路は答えを隠しているようでカーブミラーに映る夕焼け   鈴木晴香

ちょっとずつ読んでた「忘れられたワルツ」が終わってしまった。
すごい本だ。絲山さんは研ぎ澄まされすぎて、恐ろしくなってくる。


自室の密やかなる進化

壁のしみひろがりてみえくる海におごそかに積乱雲が湧き   松平修文

体調が不良で不良でイベント行けず。
そのかわりどうしても土曜に行きたい大谷記念美術館、妹がつきあってくれる。
ムシバムが始まってる。「ねたあとで」と「ジャージの二人」が読みたくなる。


散歩の作法

右へゆくと決めていたにもかかわらず帽子の人に従っている   吉野裕之

両目にめばちこができた。
「短歌ください」の展示風景用のブログを作ろうとするも遅々として進まない。
そもそもどうやってブログ作ったのかすら忘れていて、すべての作業が遅い。
悲しくなってくる。


しとやかな火事

白煙は空に向かってまっすぐに そうよ私はまっすぐが好き   小野田美咲

宇野常寛のイベントチケットと「織田作之助と仲間たち」の5回券を購入。
いつも思うけど、出掛けても本屋ぐらいしか行くところがない。
近所のポニーとヤギがいるカレー屋、2号店ができててびっくりした。


山でシャボン玉

しゃぼん玉見えない場所から吹き出して気付いてくれた人に決めます   竹林ミ來

結局、選挙特番を最後までみてしまった。
絲山秋子「不愉快な本の続編」が読み終わる。愛すべきダメ男。
絲山さんは、やっぱり好きだ。「忘れられたワルツ」も買って読もう。


ロールケーキ型の部屋

カーテンを買うのがこわい どうしてもどこかまちがえそうな気がして  穂村弘

直木賞受賞作「ホテルローヤル」が読み終わった。
全七話の中で「星を見ていた」がすごくよかった。
金沢21世紀美術館の企画展「内臓感覚」に行きたくなってる。
ピピロッティ・リストの映像に癒されたい。


とけるまでが重要

とけだしそうなアイスクリームたっぷりと旅の終わりの陽ざしを浴びて  笠木拓

床で寝てしまって、意識が戻ったら宇野常寛のラジオが始まってる。
「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」ぎりぎり観に行けた。
バイクに乗ったライアン・ゴズリング、やっぱりよかった。


8番へ移動してください

失業し週に一度は出頭すハローワークの何がハローだよ   瀧音幸司

やっとハローワークへ行った。
やっと「きっと、うまくいく」を観た。幸せ。
シネ・ヌーヴォで「織田作之助と仲間たち」が20日から始まる。
川島雄三がたっぷり観れる!どれを観るか悩むわー。
「しとやかな獣」と「洲崎パラダイス 赤信号」は絶対観ないと。


星が漏る

アイスティー吸ひ上げてゐるストローでわたしは世界とつながつてゐる  香川ヒサ

直木賞、全くの予想外だった。
「ルーズヴェルト・ゲーム 」が読み終わったので、買って読もう。
「三沢厚彦 ANIMALS 2013 in 三重」、妹が一緒に行ってくれるらしい。


最初のラストシーン

無遠慮なるきみの言葉は光りつつかるがると柵越えて来たりぬ   大口玲子

京都、やはり遠かった。しかも行きたい場所は二つとも休みだった。
そして、こちらに参加しております→ONSA
作品1点とポストカード3種類を出しました。
ぼーっとしてて、短歌から絵を描いたって、キャプション付け忘れてたー。


ずっと探してた本

炭酸水のみちてくる図書館で泡の集まりやすい絵本を   綾門優季

「特等添乗員αの難事件 IV」が読み終わった。
松岡圭祐がキカイダーを書くってどういうことなんや。
池井戸潤ドラマ、当たり前だけど二本とも面白いので、池井戸潤読もう。
今回は、芥川賞は戌井昭人、直木賞は伊東潤で予想。
恩田陸は、SFなのかぁ。


雨の爆心地図

大粒の雨降り出して気付きたり空間はああ隙間だらけと   栗木京子

柚木麻子「ランチのアッコちゃん」が読み終わった。安定の読みやすさ。
情熱大陸の朝井リョウを柚木さんのつぶやきとともに観た。


真夜中の私は

ひかりつつ野を過ぎてきし夏の夜の雲はをとめの部屋に入りたり  松平修文

喫茶星霜でカレーとコーヒーのあと、ノマルで稲垣元則展。
よかった。見たことがないものもあったし、本当に行ってよかった。
ここが好きって、はっきり言葉にできないけれど、何かひかれる。
わからんからずっと見続けているような。


どちらかが化け猫

猫に耳みっしり並ぶぬばたまの夜は愉快でやりっぱなしさ   加藤治郎

7/10
最終日。ずっと暑かった。
最後にいださんとリトルスパイスでカレーを食べた。
展示写真は近々まとめれたら、いいなぁと思っている。


ここではない空

鳥かごが同じかたちであることに触れて心をひらいた 鳥よ   田中ましろ

7/9
神戸にいるはずのツダモトシさんがやってきた。
駒井さんツダさんとクレヨンハウスでご飯。

からまる青空

たましいのおやつのようなわたあめをゆびでつついてひとなつがゆく  飯田彩乃

7/8
田中さん吉田さんとまい泉でとんかつ。
初めて入った。

そっと動かす

てのひらをうへにむければ雨はふり下にむけても降りやまぬ雨   本多響乃

7/7
七夕。夕立のあとに虹をみた。
夜は駒井組に混ぜてもらって、ご飯。

夏を探す

引き出しの取っ手が取れて取りあえず取れた取っ手は引き出しの中  飯田彩乃

7/6
妹がきたので、文房具カフェでご飯。
マキタスポーツのラジオを聴いた。
ラジオ、持ってきてよかったってしみじみ思った。

よるが増えてく

夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている   大森静佳

7/5
初日。
駒井さんが出来たてのポストカードを持ってきてくれた。

出口を探す

通り過ぎるだけならきっと許される木の根が深く絡み合う森   坂原八津

7/4
搬入日。
見たことがない番組が多くて、テレビに夢中。

自家製の虹

何かきれいなものが空には満ちていて今にも降ってくるという嘘  北村早紀

一日ぼんやり過ごす。
松田青子「英子の森」と宇野常寛「原子爆弾とジョーカーなき世界」を読んだ。
どちらも面白くて、他のも読もうと思う。
夜になって、しなければいけないことがいろいろあるって気が付いた。


パン旋風

つむじ風、ここにあります 菓子パンの袋がそっと教えてくれる   木下龍也

帰宅。
OPAギャラリーでの個展「短歌ください」が終わった。
猛暑の中来て下さった方々、遠くから応援してくれていた方々、
短歌を使わせて頂いた方々、短歌を作って頂いた方々、
OPAギャラリーの方々、本当にありがとうございました。
特に駒井さん、短歌界の岡野さんにはお世話になりすぎて
どうしたらよいかわかりません。


焦がしたパンの復讐

雨が降りさうでねとても降りさうであたしぼんやりしやがんでゐたの  東直子

短歌でお世話になってる岡野さんが私のことをブログに書いてくれた。
たいへんうれしい。→人生ゲームのピン
明日とうとう東京で、次にブログ更新するのが11日になる。
東京でも一日一枚描けたらいいなぁ。