絵と生活
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穴から星

日めくりがぼそっと落ちて現れた画鋲の穴の闇が深いよ   岡野大嗣

「きっと、うまくいく」、観に行けなくて沈んでいたら
7月13日からシネリーブル神戸で上映が始まる!うれしい。
長嶋有の映画評読むと「スプリング・ブレイカーズ」が観たくなる。


夜の再襲撃

流星がころんことりとたちどまるわたしの屋根のかたむきぐあい  やすたけまり

星を描いていて、展示中に七夕があるなぁと気が付いた。
妹は同じぐらい穂村弘の本を読んでいるはずなのに、短歌に興味を持たない。
個展テーマが短歌っていうのにも、いまだ不思議に思ってる。


のぞくな、危険!

ブロックに小さき穴ありその中にうごめくものあり覗く人あり  沖ななも

作品は出揃った。
作品ファイルに時間をとられる。
短歌からたくさん絵を描いたんやなぁ、と感慨にふける。
神戸新聞に「つむじ風、ここにあります」が載ってる。


夢で見張られる

〈猫〉と云ふ諜報部員ありしこと此の世のほかの日常なりき   中山明

展示会場で歌会とかしてもらえたら、楽しかっただろうなぁ。
もし関西で展示ができたら、岡野さんに頼もう。


たちまち空になる

「お弁当あたためますか?」「ありがとう、ついでにこれも」「なんですか?」「星」  
木下龍也

道尾さんが木下さんの短歌をつぶやいてる。すごい。
道尾さんがラジオ番組に投稿してるって知ったときより衝撃だ。
雲を描いたのに、まる焦げのパンみたいになった。


カラスホイホイ

風があり風がからまる駅前の木にたくさんの鳥がからまる  坂原八津

今日って、ミツロウみね子のラジオ、休みだ。
聴きながら作業する予定だったのに。
急激に何もする気が起きなくなるし、展示前鬱だし、貧血だ。

パン好き少年の悲劇

ハムレタスサンドは床に落ちパンとレタスとハムとパンに分かれた  岡野大嗣
気の付かないほどの悲しみある日にはクロワッサンの空気をたべる  杉崎恒夫

シチューとホットケーキの食事を三回繰り返してしまった。
ギャラリーヴィーにツダさんの展示を見に行ったとき、
ちんき堂のポストカードがどっさり置いてあって、そろそろ行かねばと思った。
そう思って、三年以上経ってる。


明るい暗闇

光線のゆらめきのなか浮かび出て消えるしかないお化けのみなさま  坂原八津

スーパームーン、見逃した!と思って外へ出たけど、曇ってなにも見えない。
「パラダイス・ロスト」と特等添乗員αの新刊を買った。
柳広司は新刊も気になる。


雲のふた

土砂降りの雨の隙間を押し広げ出かけて来たがやはり水底   坂原八津

宇野常寛のラジオをしっかり聴いて、寝不足のなか出掛ける。
マツエさんトンカさんモリサキさんツダさんと、人に会えた日だった。
二度寝せず、出掛けてよかった。
帰宅すると、ジマさんから衝撃のうさぎ葉書が届いていた。


行方不明の自分

似合わない服を着ながら本当の自分を探し続けてる顔   岡野大嗣

ぼんやりしていたら、見たい展示が次々と終了間近になってる。
明日は、なんとかパネルだけでも買いに行きたい。
そして何か美味しいものが食べたい。

犬と喧嘩

気の付かないほどの悲しみある日にはクロワッサンの空気をたべる  杉崎恒夫

することがたくさんたくさんあるのに、本を読んでしまった。
でもまだ半分だ。「後悔と真実の色」、面白い。
平山夢明がちょっと読みたいと思ってたら、テレビに出てきた。
これは、読めってことやな。

前が見えない

誰だいまぼくの寝顔に十二個の星をはりつけてゆきたるは   正岡豊

雨だし、体調不良だし、逼迫してるしということで沈んでいたら
小松さんから励ましの葉書が届いた。
見てると元気になるすごいはがき。


星についてゆけばいいですよ

ああそれなら真っ直ぐ行ったその先を右に曲がれば青空ですよ   牛隆佑

道尾さんが「つむじ風、ここにあります」をオススメしてる。すごい。
そして「月と蟹」、文庫になるのか。
駒井さんイラストの「アレグリアとは仕事はできない」まだ目視してない。


そして空白

暗転とそして明転 くりかえしくりかえし朝と夜を迎える   山崎聡子

BSで「NINE」してたのに見逃した。ペネロ・ペクルス、みたかったのに。
NHKのマツコも途中からしかみれんかったけど、これは再放送があるようだ。
パンラボにタカキベーカリーが載ってる。なんだこの豆だらけのパン。


はるばるなでる

幾重にもかさなりあったトラックのてっぺんにいる猫 なでずらい   原 必

妹が「ランチのアッコちゃん」を買っていた。
すぐ読んだらしく、やっぱり面白いようだ。
今日は二人とも貫井徳郎を持ち歩いていた。


幽閉された苺姫

燃えている苺たくさんほおばって火事になるとき私はきれい   我妻俊樹

妹が映画のチケットくれると言うので、ギャツビー観に行こう。
バイクに乗ったライアン・ゴズリングが見たいから
「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」も観に行こう。
現実逃避するには、本より映画が正しい。


夏嫌いの少年のための場所

久しぶりに顔を上げれば雲の上に雲がありまたその上の雲   安達洸介

昨日ぐらいから、ファイト逼迫!状態になってる。
そして個展DM、余る気がしてきたなぁ。
「きっと、うまくいく」、22日からか。逼迫してるけど観に行こう。

青空から逃げる

飛んで来てよつこらしよと着水し白鳥となる その物体は   王紅花

キネマ旬報で黒沢清が映画館について、
「真っ暗になって、ぽーっと明るくなって、そこにどんな楽しいことが
繰り広げられようとも横は闇だよ」
というようなことを言っていて、頭に残る。

世界は鳥々

記憶からこぼれていった鳥たちの名に会いたくてかよう図書室  高松紗都子

ジマさんと「ローマでアモーレ」を観て、暑さと昼ごはん難民を乗り越えて
ツダモトシ展へ。ツダさんに初めて会った。
その上、展示方法のアイデアまでいただく。
もう一度ゆっくり見に行こうと思った。

本物のファンタジー

美しいペガサスじゃなく乗りやすい馬を選べた 大人になった   古屋賢一

「リアル〜完全なる首長竜の日〜」を観た。
前半は黒沢清らしいゾンビでホラーな映画だった。
後半から風向きが変わったかと思ったらラスト30分がものすごいことに。
映画観てこんなに驚いたの久しぶりだ。次作も必ず映画館で観たい。
野生のカン

燃えている森を背にしてブラジルの雨を感じているつちふまず   木下龍也

似鳥鶏の「ダチョウは軽車両に該当します」が読み終わった。
「午後からはワニ日和」を読んだとき、続いてほしいと思っていたので
出てすぐ買った。これはきっと第三弾も出るだろう。
次は、日常の謎系で短編集が希望。

ふいに海になる

探知機が反応示す方向で通行人が突然消える     まひろ

妹の家から帰ってきたら、稲垣元則展のお知らせが届いていた。
稲垣さんの犬のような馬もしくは馬のような犬、もう一度見たいなぁ。
あぁ、昨日まで名和晃平展してたの、全く知らんかった。
高いところで、こんにちは

眼鏡の男ばかりがあつまりてわれら何をなすべきか何をなしたる  高瀬一誌

昨日、岡野さんと話してから柴崎友香が読みたくなった。
前のブログの名前が「レッド、オレンジ、ブルー、ブルー、イエロー」
だったのを思い出した。


てのひらの収納術

尾根から尾根へ雨を授けてゆく雲よ、いつかわたしの家来におなり  村上きわみ

短歌でお世話になっている岡野大嗣さんと喫茶星霜でカレーとコーヒー。
個展DMをむりやりたくさん渡してしまった。
岡野さんおすすめのパン屋さんのパンが非常に美味しかったのに、
お店の名前がわからない。楕円形の白いパン台しか覚えていない。


もの静かな林檎たち

かなしみよりもっとも無縁のところにてりんごの芯が蜜を貯めいる  杉崎恒夫

山ちゃんも、あまちゃんにはまってる。
そして岡村と同じように、なんとか出れんかなぁって言っていた。
二人が出てる姿、みたいなぁ。

皿の上の物語

独白もきっと会話になるだろう世界の声をすべて拾えば   木下龍也

11日からVieでツダモトシ展がある。
ウラン堂の伊野孝行展はすっかり始まってるし
松栄さんの展示は明日からだし、すべて行かないと。


私に必要な儀式

約束の降霊会は日曜日いつもの庭のジャングルジムで   佐藤羽美

久しぶりに垂水の伽藍洞でアイスカフェオレ。
そのあとアウトレットに行って、海みながらパンを食べていると
じわじわ追い詰められてくる。(もう6月なのですね)

迷子だし、雨雲も追ってくる

目には赤、赤くて何も見えないし、傷つきながら歩む林道   田中槐

ガリレオ、蒼井優ばっかり見ていて内容が全く頭に入ってこない。
録画していたボクらの時代をみたので、
山内マリコの「ここは退屈迎えに来て」をやっと読んだ。
面白いって聞いてたけど、本当に面白い。
身につまされて苦しいけど、すごく面白い。

星も連れゆく

いいことがつづくと怖いといふきみにでんぐり返しで近づいてゆく   秋月祐一

短歌を探し始めてから、小説への興味が急速になくなってる。
もうどの作家の本も文庫でいいかぁとなっていた中で
小山田浩子の「工場」は表紙みた瞬間に、ほしい!と思った。
どうやら妹も気になってるらしいから、妹に期待。




夢の導入部より

「干し草のベッドはただいま満員です。いななきながらお待ちください」  虫武一俊

B&Bで『マンガホニャララ』刊行記念トークイベントが!
いいなぁ。ブルボン小林×衿沢世衣子のダブルサイン、いいなぁ。
バスで、日帰りで、とか考えたけど無理かー。