spindog379
1/29 『ひまわり』を観にきたひとのそれぞれの午後を預かる名画座の椅子(うたの日『後』)
... ]]>spindog372
1/22 絶望が尻尾を巻いて逃げてゆく ときどきこちらを振り向きながら(うたの日『尾』)
spindog365
1/15 好きなひとが好きなかんじに年を取り春の木琴みたいにわらう(うたの日『琴』)
さ...
]]>spindog358
1/8 落葉樹の胸の辺りに残された淋しい臓器のような鳥の巣(うたの日『巣』)
犬の遠い方...
]]>spindog351
1/1 自分にも人にもやさしくしたいからこころを春のみずうみに置く(うたの日『令和六年の抱負』)<...
]]>spindog344
12/25 <とまります>ボタンじゃなくて<いのります>ボタンの光る天国のバス(うたの日『祈』)続きを読む >>
]]>spindog337
12/18 あたたかいフランスパンを抱きしめる。おやすみ、だけの国へゆきたい(うたの日『める』)続きを読む >>
]]>spindog330
12/11 うつくしく花を束ねてゆくひとの花に傷つけられた指さき(うたの日『自由詠』)
『...
]]>spindog323
12/4 思い出をまだら模様にする雪が降る日に灯す石油ストーブ(うたの日『斑』)
『チロ...
]]>spindog316
11/27 魔法使いの弟子は魔法をつかわずに林檎をすべてウサギに変える(うたの日『弟子/師匠』)続きを読む >>
]]>spindog309
11/20 神様が「雪」と打ったら雪が降るひんやりとしたキーボード打つ(うたの日『キーボード』)続きを読む >>
]]>spindog302
11/13 銀河から届いたようなはつふゆの瓶牛乳の白のつめたさ(うたの日『白』)
瓶牛乳が...
]]>spindog295
11/6 冬の毛をふっくら着込む飼い犬と十一月の浅瀬をあるく(うたの日『瀬』)
録画したD...
]]>spindog288
10/30 チャーハンの素を買わなくなり自我の芽生えはじめた父の炒飯(うたの日『炒』)
『...
]]>spindog281
10/23 秋薔薇は話の中で咲き終り陽なたに残るストローの茎(うたの日『茎』)
『兄弟』は...
]]>spindog274
10/16 ドローンの眼(まなこ)が映す空爆後の廃墟のガザの空をゆく鳩(うたの日『イスラエル/パレ...
]]>spindog267
10/9 毛布みたいな言葉がほしい さむいってつまりさみしいだとおもうから(うたの日『つまり』) ...
]]>spindog260
10/2 いま何処にいますか? こちらはひつじ雲の渋滞に巻き込まれています(うたの日『何』)
... ]]>spindog253
9/25 まだ母の歯ブラシのある洗面所の朝のひかりがひどく淋しい(うたの日『まだ』)
二...
]]>spindog246
9/18 「渋谷からムーミン谷へ直通のバスがでてるときいたのですが」(うたの日『谷』)
...
]]>spindog239
9/11 たましいを預けるように老犬が老人に凭れてねむる駅(うたの日『自由詠』)
配達完...
]]>spindog232
9/4 〈読書する女〉になったわたくしを退屈な絵のようにみる犬(うたの日『私』)
『おや...
]]>spindog225
8/28 夕暮れに好きな作家の新刊を一番星のように探した(うたの日『作』)
いつか祖母が...
]]>spindog218
8/21 どの犬も骨の形のクッキーを骨の形と知らずに食べる(うたの日『骨』)
きのうたま...
]]>spindog211
8/14 富士山に登ったひとが富士山を親しい友人みたいに話す(うたの日『好きな山』)
『...
]]>spindog204
8/7 「今日は大へんよい日でした。」とヒロシマの少女が綴る八月五日(うたの日『広島』)
<... ]]>spindog197
7/31 シアターの光の海へ着くまでの暗渠のような廊下が好きだ(うたの日『廊』)
映画館...
]]>spindog190
7/24 時をかける少女がふたたび二日目のカレーを食べに帰る夕暮れ(うたの日『二日目のカレー』)続きを読む >>
]]>spindog183
7/17 平日も休日もない飼い犬の規則正しい朝のあしおと(うたの日『休日』)
犬、年を取...
]]>spindog176
7/10 伏せられた鏡は夜のみずうみの夢をみている夏の病室(うたの日『るな』)
閉ぢられ...
]]>